愛媛県立長浜高等学校

海まで徒歩2分。そんな長浜高校にあるのは、国内初の高校内水族館「長高水族館」。月に一度の水族館一般公開日には、年間1万人以上のお客様が来館され、長浜高校は「商業施設」に。その水族館の運営を担うのは、なんと高校生！水族館部の生徒たちは、生き物のお世話はもちろん、公開日の受付や生き物の解説、イベントのタイムスケジュール管理、駐車場係に至るまで全ての運営業務を自分たちで行います。その他にも、吹奏楽部はミニコンサート、商業部はクッキー販売、家庭クラブ委員はキッズスペースの運営など、たくさんの生徒が水族館を通して、様々な形で社会に触れ、実践的に生きる力を身に付けています。また、１人１つの水槽を管理しながら海や生き物について学ぶ授業や、海洋生物の繁殖に挑戦する授業など、独自の環境を生かした授業も盛りだくさん！

長浜高校がある愛媛県大洲市長浜地域は、川もあり海もあり山もある豊かな自然が全てそろった町。そして、グランド裏の海に沈む夕日は何度見ても飽きない絶景。海でBBQするも良し、シーカヤックに乗るも良し、川や海で魚を釣るも良し、夕日をバックに映える写真を撮るも良し、休み時間に水族館の魚に癒されるも良し。さらに長浜の町は、コンビニもスーパーも飲食店も市役所支所も郵便局も銀行も病院も、生活に必要な施設が全て徒歩圏内！豊かな自然と生活の利便性を兼ね備えた環境で、ここでしか送れない青春を！

大洲市長浜町のシンボル的存在であった四国初の水族館「長浜水族館」は、昭和61年に老朽化により閉館。水族館を復活させたいという町民の活動により、平成11年に町全体を水族館とした「長浜まちなみ水族館」が誕生し、その中核として高校内水族館「長高水族館」が誕生しました。開館25年目を迎えた現在は、年間１万人以上のお客様が来館される町を代表する商業施設に！さらに、水族館が一般公開される毎月第３土曜日に合わせて、地域の方々主催のイベントが多数開催され、長浜高校を中心に地域が一体となって町を盛り上げています。

長高水族館は、高校生が運営する国内初の高校内水族館！その管理と運営の全てを担う部活、それが水族館部。展示する生物の管理はもちろん、公開日の受付や生き物の解説、イベントのタイムスケジュール管理、駐車場係に至るまで、運営の全てを生徒自身で行います。様々な運営業務に加え、老若男女問わずご来館いただくお客様との触れ合いを通して、実践的に社会性を身に付けることができます。 水族館部は、生き物のお世話や水槽のメンテナンス以外にも、繁殖班・イベント班・研究班・デザイン班の４班に分かれて班活動も行っています。繁殖班はその名の通り、生き物の繁殖に挑戦する班。カクレクマノミやクラゲ、カブトガニ、カメなど様々な生き物の繁殖に挑戦しています。イベント班の仕事は、一般公開日のイベントの企画運営。世界初のハマチの輪くぐりショー、カメレース、イシダイサッカー等、生徒たち発案の様々なイベントが行われています。研究班では、主に海の生き物に関する研究に挑戦しています。毎年全国レベルの実績を残しており、カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないメカニズムを解明し、世界大会に進出したことも！さらに、その研究成果を応用して、クラゲに刺されなくなるクリーム「JELLYS GUARD」の商品化も行うなど数々の実績を上げています。デザイン班では館内の飾りつけからグッズ製作、アンケート集計など、水族館全体のデザインを担当しています。